デスクリサーチをベースとした市場のトレンド分析を元に、サービス / プロダクトの改善・開発を行います。未来の生活者や市場動向を事業に活用したいクライアント様向けのパッケージとなります。
SEEDERが提供する先進的な生活者「トライブ」の定性データは、従来の生活者分析とは異なる未来志向のデータベースです。この記事では、トライブデータの活用によって何が可能になるのか、そしてその背後にある理由や仕組みについて詳しく解説します。
「トライブ」の価値観が可能にすること
バックキャストでの未来洞察の商品 / 事業開発
トライブデータは、3~5年後の先進的な生活者をモデル化し、その価値観や行動パターンを解析したデータです。このデータを活用することで、次のようなことが可能になります。
- 市場に先駆けた商品コンセプトの立案
未来を先取る先進的なトライブのインサイトは、現在の生活者の潜在的な欲求(=SEEDERではこれを「義憤」と読んでいます)を解決するヒントがあります。これを元に、未来の生活者が求める商品 / 事業アイデア(=以降「プロダクトのアイデア」と呼称します)を生み出すことができます。たとえば、環境負荷を意識しながらも利便性を損なわないパッケージデザインや、次世代の健康志向を捉えた食品開発などです。 - 新規事業の方向性の検証
フォーキャスト(現状の課題や実績から成り行きで考える)ではなく生活者の未来志向の生活者像を元に、バックキャスト(あるべき姿から今やるべきことを考える)でプロダクトのアイデアのポテンシャルを評価することで、リスクを軽減しつつもイノベーションを促進できます。空想ではなく実在の生活者のデータを元にするため根拠を持って判断することができます。
ブランド戦略の構築
トライブのデータは、ブランド戦略にも大きな影響を与えることができます。たとえば:
- ブランドの長期的な価値向上
トライブの価値観を分析することで、企業ブランドの中核に据えるべきテーマやビジョンを設定でき、将来の企業ブランドを象徴するようなプロダクト開発に繋げることができます。 - 未来の顧客を引き寄せるブランディング
従来の「現状維持」型のブランド戦略ではなく、未来志向のトライブの価値観を元にした施策を展開できます。企業ブランディングからプロダクトブランディング、そして実際のプロダクト開発まで、異なるベクトルを統合したアプローチはより市場に素直に受け入れられやすくなります。
> “トライブ”で新たな価値を創造する – SEEDERのアナリスト小林さんインタビュー
なぜ「トライブ」でそれが可能なのか
従来データとのちがい
従来の市場調査データは、現状の生活者行動や市場動向をベースにしています。しかし、これらは基本的に「過去の延長線上」にあるデータです。
一方、トライブデータは未来の生活者像を先取りしたデータであるため、従来の調査では見逃される可能性がある新たな市場機会を捉えることができます。
データの精度と信頼性
専門のアナリストが常に未来洞察をアップデートし続けている「未来洞察集団」です
SEEDERでは世界の先進的なニュースにアナリストが未来洞察を加えた「Future Wave」を毎週更新しています。そのため様々な領域においての未来仮説が常に更新され続けており、設定したトライブの調査テーマに応じたデプスインタビューを通じてトライブのインサイトを明らかにし続けています。このデスクリサーチとデプスインタビュー、時にはカンファレンスへの参加やZ世代やアルファ世代のグループセッションの主催などの様々な定性リサーチ手法の融合によって未来洞察の精度を絶えず高め続けています。
実現可能性の追求
トライブデータは単なる仮説に留まらず、以下のように具体化・具現化を進めています:
- クライアントニーズに合わせた応用設計
抽象度の高いデータを、クライアントが持つ情報資産や技術資産に、また個社ごとの商品開発スキームに併せたプロダクト開発やブランド戦略に落とし込むスキルを持つストラテジックプランニングチームの存在。 - シナリオベースの提案
トライブから得られるインサイトを活用し、「もしこのトレンドが進行すれば、どのような市場が生まれるか」を具体的に描くことが可能。
トライブ活用の実例
ケーススタディ1: 嗜好品メーカー
課題:長期的な事業開発の指針に、自社の周辺領域の未来を洞察したい。
ソリューション:某嗜好品メーカーさまの事業領域拡大を目指したPJの一環として、未来洞察レポートを納品。レポートをもとに、未来洞察WSを実施し、メーカー様の事業戦略・新領域ターゲットの策定を支援。
ケーススタディ2: IT系シンクタンク
課題:クライアントを巻き込んだセミナーの材料としての未来洞察レポートが欲しい
ソリューション:
IT系シンクタンクさまが社内研究や、社内外のWSセミナーに活用するために未来洞察レポートを作成。年毎に未来洞察レポートを作成することで社内のデータ蓄積に活用。
まとめ
「トライブ」は、未来の生活者を深く理解するための強力なツールです。その独自性と精度、そして応用可能性の高さにより、商品開発やブランド戦略、さらには新規事業の構築において無限の可能性を秘めています。
SEEDERでは、この「トライブ」を活用してクライアントと共に新しい価値を生み出す挑戦を続けています。未来を描くための新たな視点を探している企業にとって、欠かせないパートナーとなるでしょう。気になることがある方はぜひお問い合わせください。